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testalbum2

この不朽の名作にレビューを書くなんておこがましいくらいですが、書いてみます。
古い作品なのに、ボーカル、ギター、ベース、ドラム、どれをとっても斬新。「当時としては」じゃなくて、今聞いても斬新ということです。

ギター一つとっても、一つの曲の中で音色のニュアンスを使い分けていたり、弾かない時は弾かないとか。そういうのは、できそうでできないこと。

そしてドラムのパターン。テクニック的に出来る人はいるだろうけど、こういう叩き方をしようと思わないでしょう普通。これが成立しちゃうとなると、世界中の他のバンドのドラムって、メトロノーム的な役割がほとんどなんだなぁと。

ベースやストリングスやシンセサイザーも、必要なときに必要なだけ出て、あとは引っ込んでいる。
ロックやポップスというよりは、レゲエかジャズ、いや能みたいなほど、「間」を大事にしている。それでいてリラックスしたムード。

かっこいいとかじゃなくて、もはや芸術だから、聴く側のこっちの気分で聴いてもしょうがない。浸るしか無い。

ビートルズというバンドの中には時代性はあるけれど、このアルバムは音楽の歴史という中においては時代性がない。どの時代から見ても頭上にある、お月様のようなもの。
だから、渋いだとかポップだとかいう評価はできない。しかめっ面して聴くものじゃないけど、かといって部屋のインテリアに買うもんでもない。

メッセージ性とか、後世への影響とか、名声とか、全て取っ払って、普通に面と向かって聴いたほうがいい。いや、当時は今考えるよりもさらに大スターだったのだから、今だからこそ、ただただ「音楽」として、先入観なしに聴けるのか。
初めて聞く人は期待しすぎずに。それでも「嫌い」と思うのなら、それでいいんだし。

最近の人が思う「いい音」と違うかもしれないけど、エフェクターやミックスバランスの面白さも楽しめる。
メロディや歌詞ばかりに注目してしまうと、意外とあっさりした印象かもしれない。楽器をやってる人が「どれどれビートルズで勉強してみるか」なんて思うと、肩透かしを喰らう。しかし、アレンジテクニックに注目すると、面白い音楽だということがわかるだろう。

投稿者:しゅう
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