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Filth Pig

Ministryのオススメのアルバムというと、どうしてもPsalm69などを推す人が多いが、本気で考えればこれなのではないか。
発表後数年間、なかったことのように誰も何も言わなかったアルバムだが、ネットの発達とともにこの作品が見直されつつあるような気がする。

評判の悪いアルバムというのが、このアルバムの枕詞と化してしまっている感もあるが、実は当時のセールス的には好調だったようだ。

一般的なインダストリアル・メタル的な要素が少なく、スラッシーな曲も無いせいか、ファンの期待を裏切る形になってしまったのが、人気のない原因だろう。

時期的に、スピードよりもヘヴィネスを求めるラウドミュージックファンが多かったと思うが、このアルバムはヘヴィネスともまた違った。
ミドルテンポといえばそれまでだが、ジャンクロック、blues、カントリーなどの要素を盛り込んだラウドロックといえばよいかもしれない。ただ、そんなに分かりやすいものでもない。
それまでのミニストリーに比べて音楽的な厚みが増し、メロディにも気を配っているのが感じられる作品だ(もちろん、超初期の彼らはメロディアスだったのだが)。

このアルバムだけ聴いても、ministryというバンドをわかった気になることは到底できないが、ミニストリーがそんじょそこらのインダストリアル系のバンドとは違った、芸術的なセンスと幅を持ったバンドであることがわかるのではないか。

メタルにかぎらず、グルーヴィな音楽が好きな人や、ロック全般が好きな人には、かなり訴えかけるものがあると思う。
インダストリアルやオルタナは、発表から数年後に聞くとダサく感じられる作品が多いが、このアルバムにはそれがなく、普遍的な表現力を持った作品だと思う。

投稿者:管理人
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